禁煙方法の手順1
禁煙は、薬物依存症の治療の似ています。ニコチンは、麻薬のなかでも中毒性の強いヘロインと同じくらいの依存性があるからです。タバコをやめるプログラムは多々ありますが、いずれの禁煙プログラムも、禁煙が1年後に達成されている割合は5〜10%ほどです。
禁煙方法として比較的有効なのは、ニコチンガムやニコチンパッチと、各種の禁煙方法を併用することです。これにより、1年後の禁煙率は約2倍になっています。たばこをやめる方法に加えて行動療法をプラスすると、禁煙が成功する割合は、最大25%ほどまで上がります。
禁煙方法はさまざまにありますが、これでも1回でたばこをやめられることは少なく、何度かの試みが必要になっています。なにはさておき、たばこをやめる第一歩は、2週間以内で、たばこをやめる日を決めることです。
タバコをやめている間にすることを決める
たばこをやめる準備として、散歩や運動、映画鑑賞など、タバコをやめている間にすることを紙に書くことからはじまります。そして、ニコチンパッチを8週間ぶん手にいれます。つぎには、たばこやめると決めたその日が来たら、タバコやライターをすべて捨ててしまい、ニコチンパッチを貼ります。
このタイミングで、散歩や運動など、最初に書いておいたことを実行に移します。パッチをはると、煙草を吸いたいという衝動は3分ほどでやわらぐので、まずは、この衝動を乗りこえます。
通常、ニコチンは3日ほどで身体から消えますが、精神的な依存はだいたい1ヶ月ほど続いていきます。タバコを吸わない期間が1ヶ月続いている場合は、一応の成功と言えるでしょう。
この手順を実行すると、ストレスによって体重が増える可能性もありますが、必要以上に食事を多く摂らず、腹八分目にして野菜や果物を食べるのがタバコをやめるコツです。また、禁煙を破ってしまうのは、ほとんどが酒の席なので、この1ヶ月間はお酒の席に行かないことも重要です。
禁煙をサポートする禁煙グッズ
禁煙パイプ
禁煙パイプを吸うことで、喫煙衝動をまぎらわせ、口元の寂しさを解消して、タバコをくわえる衝動をおさえる効果もあります。
ニコチンガム
やわらかくなるまで噛んで、頬と歯茎の間にはさむことで、粘膜を通してニコチンを摂取します。ガムを噛むとニコチンの禁断症状を一時的におさえられます。タールによる健康被害を予防できるメリットがあります。
離煙パイプ
タバコを吸いながらニコチンを減らすことができ、31種類のパイプを順番に使用していきます。1日3%ずつニコチンの摂取量が減って、31日後には95%のニコチンがカットされます。阿藤快さんや阿部譲二さんもこれでやめれたそうです。
実は、私も離縁パイプで禁煙できました。徐々にニコチンが減るので、電子タバコよりもストレスはありませんでした。電子たばこでは禁煙できませんでしたが、離縁パイプで、禁煙できたのでオススメです。